優木まおみ、「第9地区」シンポジウムで「エイリアンとも共存したい」

注目の南アフリカを舞台にした話題作 南アフリカ共和国を舞台にしたSFアクション「第9地区」の公開記念シンポジウムが3月16日、東京・永田町の南アフリカ共和国大使館で行われ、アフリカ諸国に造詣の深いジェトロアジア経済研究所地域研究センター長の平野克己氏、タレントの優木まおみがトークショーに参加した。同作は、南アフリカの難民キャンプに収容されたエイリアンと拒絶する人類との衝突を描く社会派SFアクション。南アフリカ出身の新鋭ニール・ブロムカンプ監督の長編デビュー作で、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督がプロデュースを手がけている。今年、FIFAワールドカップが開催されることで全世界の注目を集まる南アフリカ。平野氏が同国を文化・経済的観点から鋭く分析すると、「エロかしこい」というキャッチフレーズで知られる東京学芸大卒の優木は「南アフリカと聞くと、初めはワインがおいしいということくらいしか頭に浮かばなかったけれど、平野先生の話を聞いていろいろと勉強になった」と真剣なまなざし。平野氏も、「このストーリーなら実際どこの国でも撮れるが、アフリカを舞台にしたことで格段にリアリティが増した。アフリカからすごい才能の登場の予感」と太鼓判を押していた。また優木は、「エンタテインメントとしても楽しめるけれど、同時に難民キャンプというような問題を非常に考えさせられる作品。理想論かもしれないけど、どんな見た目のエイリアンであれ私だったら共存したいと思う」と真しに話した。「第9地区」はワーナー・ブラザース映画、ギャガの共同配給で、4月10日から全国で順次公開。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。